中古ピアノの「音」は、新品のピアノとどう違うの?

子どもから大人まで人気がある楽器の1つ、それがピアノです。ピアノは指先のタッチ次第で、豊かな音を表現できる点が特徴。一説では、人の耳で捉えられるすべての音を、ピアノは表現できると言われています。

微細な音の変化を楽しめるピアノですが、購入するとなると大変高額です。初めてのピアノであれば、中古ピアノを購入することをおすすめします。

新品と中古の「音」の違い

中古ピアノと聞いて、まず疑問に思うのが「音」の違いだと思います。「中古ピアノは音が悪いのでは…?」そんなふうに感じている方は多いのではないでしょうか?

ピアノに関して言えば、中古だからと言って音が悪いということはありません。むしろ、中古ピアノのほうが良い音が出る場合もあります。

ピアノの音を決める要素の1つに、「ハンマー」というパーツがあります。そして、ハンマーのヘッド部分には「ハンマーフェルト」と呼ばれるフェルトが用いられています。ハンマーフェルトは、新品の頃こそ柔らかいのですが、ピアノを弾きこむことで徐々に固くなります。ハンマーフェルトが柔らかいほど、音色も柔らかく優しくなります。一方、中古ピアノのようにハンマーフェルトが固いと、はっきりとして響きの良い音になります。

このように、新品のピアノと中古ピアノは音に違いがあります。しかし、中古ピアノのほうが音が悪いという事実はありません。響きの良い音が好きな方は、あえて中古ピアノを購入すると言われています。

音の良さ自体はどちらも同じです。新品よりも安く手に入ることを考えたら、初めてのピアノは、まず中古で購入してはいかがでしょうか。

中古ピアノ選びは慎重に

中古ピアノ自体はとても良いものなのですが、商品によって状態に大きな差がある点には注意が必要です。せっかく買ったのに、思ったような音が出なくては残念な気持ちになりますよね。状態が良く、しっかりと調律された中古ピアノを選んで購入してください。

音に関わるのは、「響板」「ペダル」「鍵盤」です。特に響板は、音を響かせるための重要なパーツです。響板にひび割れがあると、思ったような音が出ないのでしっかりチェックしましょう。

ペダルはがたつきがないか、鍵盤はブレがないかをチェックします。がたつきやブレがあると、狙った音を出せません。

直接音に関わるわけではありませんが、外装に傷や汚れがないかもチェックしておくと良いでしょう。傷や汚れがあると、気持ちよく弾くことができません。

中古ピアノの状態は、どれだけ丁寧に修復・調律されたかによって変わります。購入する時は、専門の技術者が修復・調律を担当しているショップを利用すると、長く満足して使いやすい中古ピアノを購入できます。

日響楽器 藤が丘店は、専門の技術者が修復・調律をした中古ピアノを取り扱っています。状態が良く、ピアノ本来の音を楽しめるので、中古ピアノをお求めの際は、日響楽器 藤が丘店での購入をおすすめします。日響楽器 藤が丘店の店舗は、名古屋にあります。店舗では実際に中古ピアノの状態をチェックして、指弾できます。中古ピアノをお探しの方は、名古屋の日響楽器 藤が丘店に足を運んでみてください。

中古ピアノの日響楽器 藤が丘店